OpenSeaのガス代はいつ発生する?【安い時間帯を狙う】

・OpenSeaのガス代(手数料)はいつ発生する?
・ガス代を安く設定する方法を知りたい

という方に向けた記事になります。

OpenSeaでは、NFT取引の際に「ガス代(手数料)」が発生します。

NFTの売買はイーサリアムネットワーク上で取引が行われ、その処理(ブロックチェーンの利用)にガス代が課されます。

つまり、「ガス代=イーサリアムブロックチェーンの利用料」ということです。

ななみ

ブロックチェーンを利用するときに、ガス代が発生すると思っておけばいいね

本記事では、「ガス代の発生タイミング」と「ガス代が安くなる時間帯」について、画像付きで分かりやすく解説します。

目次

OpenSeaのガス代とは?

OpenSeaのガス代とは、イーサリアムネットワーク上で取引を行う際に必要となる手数料です。

NFTの売買はイーサリアムネットワーク上で取引が行われるため、ガス代がかかります。

NFTを取引する際のガス代は、ネットワークのマイナー(運営者)への報酬としてイーサリアムで支払います。

マイナー:ブロックチェーン上の取引履歴を記録・管理する方々

このガス代により、ネットワークのセキュリティと取引の処理速度が維持されています。OpenSeaで頻繁に取引を行う場合、ガス代のコストも考慮して取引を計画することが重要です。

ガス代が変動する理由

ガス代は一定価格ではなく、ネットワークの混雑状況により変動します。

ネットワークが混雑(取引が多くなる)と、より高いガス代を提示するユーザーの取引が優先され、ガス代が上昇します。

ネットワークが混む:ガス代高い
ネットワークが空く:ガス代安い

そのため、ガス代を抑えたい場合は、現在のネットワークの状況を確認し、ネットワークが混雑していないタイミングを狙いましょう。

一般的なガス代の範囲

一般的なガス代の範囲は、そのときのネットワーク状況によって大きく変わりますが、通常の取引では30 Gweiから100 Gwei程度が一般的とされています。

イーサリアムのガス代(平均)は年々減少傾向にあり、現在は2.5ドル(360円)程度です。

ネットワークが混雑している場合は、これを超えることもありますが、逆に混雑が少ない時間帯にはこれより低くなることもあります。

取引を行う前にリアルタイムのガス代を確認し、ガス代が適切か判断して取引を行いましょう。

ガス代の計算方法

ガス代は以下の計算方法で計算されます。

ガス代(ETH)=ガス単価(Gas Price)×ガスリミット(Gas Limit)

ガス単価は1Gasあたりの価格を示し、イーサリアムネットワークの混雑状況によって価格が変動します。

ガスリミットは取引で使用するガス代の最大値を示し、自由に定めることができます。

※OpenSeaが計算してくれる設定値から下げることもできますが、あまり下げすぎると取引がいつまで経っても成立しない可能性があるため、触らない方がいいです。

その他、「優先手数料(Priority Fee)」を払うことで、優先的に取引を行うことも可能です。いわば、チップのようなものです。優先手数料は多く支払えば支払うほど、優先して取引されます。

OpenSeaでガス代が発生するタイミング

OpenSeaでは特に、NFTを購入する時と販売する時のタイミングでガス代が発生します。

一つずつ見ていきます。

NFTを購入する時

OpenSeaでNFTを購入する際には、ガス代が発生します。具体的には以下のような時。

・固定価格(buy now)で購入するとき
・ETHからWETH(*)またはPolygonへ交換するとき
・はじめて購入するとき
・購入をキャンセルするとき

購入が成立すると、イーサリアムネットワーク上でトランザクションが実行(所有権の移動の履歴が記録)されるため、手数料がかかります。

*WETH:オファーやオークションに参加するために必要。1WETH=1ETHの価値。

NFTを販売する時

NFTをOpenSeaで販売する場合もガス代が発生します。具体的には以下のような時。

・購入オファー(値下げ交渉)を承諾するとき
・作品データをIPFS(というファイルシステム)に保存するとき
・作品を無料配布するとき
・1ETH未満で終了したオークションを承諾するとき
・WETHをETHに交換するとき
・販売をキャンセルするとき

初めて販売を行う際には特に初期設定に関連する費用がかかることがあるため、初回出品時には注意が必要です。

ななみ

OpenSeaでは、2回目以降の出品は費用がかかりません。

また、上記のように購入者が現れて取引成立時にもガス代が発生するため、収益を計算する際にはこの点も考慮に入れる必要があります。

OpenSeaのガス代が安い時間帯

OpenSeaのガス代は、イーサリアムネットワークの混雑状況により変動します。

そのため、ガス代を抑えたい場合は、現在のネットワークの状況を確認し、ネットワークが混雑していないタイミングを狙うのが良いです。

ここでは、ガス代が安い(イーサリアムネットワークが混雑していない)時間帯の確認方法を見ていきます。

イーサリアムガスチャートを確認

イーサリアムガスチャートでは、現在および過去のガス価格の推移を視覚的に確認できます。

グラフやヒートマップより、特定の時間帯や曜日におけるガス価格の変動を把握することで、ガス代が安い時間帯で取引が可能です。

ななみ

ヒートマップだと、色が薄くなっている所がガス代が安い時間帯になります

イーサリアムガストラッカーを確認

イーサリアムガストラッカーでは、現在時点でのガス代の価格およびヒートマップで7日間のガス代の推移が確認できます。

現時点でのガス代の価格は優先度で分けて確認できるようになっています。価格は15秒ごとに随時更新されます。

取引にかかる時間などの追加情報や、ガス価格のヒートマップも併せて確認できます。

ななみ

ヒートマップにカーソルを合わせて、ガス価格の推移を見てみましょう

時間帯以外でガス代を節約する方法

ETHネットワークの混雑以外の要素でガス代を節約するには、いくつかの工夫が求められます。

特にネットワークの優先度調整や、異なるブロックチェーンを利用することが有効です。

ネットワーク優先度を下げる

トランザクションの送信時に、ネットワークの優先度を下げることで、ガス代を大幅に削減できます。

優先度を下げると、ブロックに追加されるまでの待ち時間が長くなりますが、急ぎの取引でなければ問題ありません。

メタマスクより、優先度を「低速」に変更しましょう。優先度を調整する設定は比較的簡単なため、ぜひ活用してみてください。

Polygonチェーンを利用する

OpenSeaではNFT取引に「イーサリアム」か「Polygon(ポリゴン)」が使用できます。

Polygonチェーンは、ETHに比べて安価でスムーズなトランザクションのため、OpenSeaでガス代を削減可能です。

OpenSea上では、決済の際にPolygonを選択するとガス代は無料になり、より安い価格でNFTの購入や売却を行えます。

ただし、PolygonチェーンではETHに比べて取引量が少ないというデメリットもあります。

まとめ:OpenSeaのガス代はいつ発生する?

「ガス代の発生タイミング」と「ガス代が安くなる時間帯」について解説しました。

OpenSeaでNFT取引をすると、ガス代がかかってきます。

ガス代を安くするために一番おすすめなのは取引量が少ない時間帯を狙う方法です。

イーサリアムガスチャートイーサリアムガストラッカーを確認して、お得に取引しましょう。

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